注:サイコンの調子がおかしかったため、走行距離表示は実走距離ではなく地図上で算出した値を使っています。

9/20
千歳市→実家 (日高町富川) 54.2km

最初は何でもなかったのだが、途中からずっと雨。しかも、時折激しいのが来る(涙)。 この雨の中、同じようなチャリダーがいることが感動だった。 なだらかな道が多かったので助かった。
昨日から本日にかけては、生まれてから20歳くらいまでの活動エリア、当時はバスやら電車やら地下鉄やらを使って移動していたあたりを走っているわけだが、後悔の念でいっぱい。例えば札幌→新さっぽろ、例えば富川→鵡川、もっと言っちゃえば富川→苫小牧なんて、余裕でチャリ移動の範囲内じゃないか。当時は今より体力もあったはずなのに、どうしてチャリに目覚めなかったのだろう…。

途中、実は名店が揃っている鵡川でラーメンを食べるつもりだったのだが、ちょうど昼時だったこともあり、2件回ってどちらもいっぱいで断念。お世辞にも大きな町とは言えないこの町でこれだけ盛況ってのは素晴らしい。

結局、富川にある「日勝観光センター」で「特製海鮮ラーメン」をいただくことにした。観光客っぽいでしょ。ここは小学生、しかも1年生か2年生の時に入って以来。毛ガニ、タラバ、ずわい、えび、ほたて…と海の幸が満載。でも、上の具を食べている間にラーメンはすっかりのびてしまった。非常に良い出汁が出ていたとは思うが、ラーメンとカニは別々に食べる方が好みです^^;

日勝観光センターでは「どこにチャリ停めようかなー」とうろうろしていたら市場のお兄さんがすかさず誘導してくれたり、レストランでも、びしょぬれな自分を通常の座敷に座らせてくれたり、こちらが恐縮してしまうくらい良くしてもらった。ありがとうございました。富川も捨てたもんじゃない。

泥だらけで帰宅し、シャワーを浴びて、夜は手巻き寿司をいただき、早めに就寝。
それにしても、寒いなあ。

9/21
富川→浦河 88.6km

慣れ親しんだR235を南へ。三石辺りまで海沿いを走ることになる。

昆布の産地ならではのこんな看板も。

三石に到着するくらいで晴れて来た。道の駅「みついし」で休憩。大きな公園や温泉施設が併設された立派な道の駅だった。次のツーリングではここで温泉に立ち寄るくらいの余裕がほしいなあ。今回は走ること最優先で、まじめに走りすぎた感がある。
売店でコーヒーを頼むと「インスタントですけど良いですか?」^^;
良いですよ、この際。正直に申告してくれた心意気を評価します><
この方には後ほどゴミを捨ててもらったりなんだりでお世話になることになった。ありがとうございました。

暖かくなったので、外で昼食をとることにした。本日のご当地グルメはおふくろ弁当(笑)。

朝の残り物のうち、汁気のないものを詰めてもらった。トンカツ、シャケ、イカ。そうです。我が家では朝からトンカツでも餃子でもパスタでも、何でも食っちゃいます。実家でもそうだし、現在の家庭でもそう。それくらいじゃなきゃパワーが出ない。

幼稚園から高校まで、ずっと給食がなかったため、弁当で過ごしたんだよなあ。その間、諸事情で弁当を作れずパンを買って行ったみたいな状況って数えるほどしかなかった。うちの母、すごいと思う。毎朝毎朝、ありがとうございました。

地図をチェックしてみたらこの道の駅まで来てしまうと500mほど行き過ぎていることがわかった。良かった、ここで休憩して。
500m戻り、東の方角に走り始める。景色は海から山へ。昆布から馬へ。
馬は、かわいい。自転車を止めて見ていると、寄って来る。

…。おいおい、どこまで寄って来る?

激しいアップダウンもなく、体力温存のまま宿に到着。まだ時間帯も早かったので、付近を散策し、愛車をきれいにし、あとは温泉に入って、撃沈。

9/22
浦河→大樹町 (62.6km)

北海道を横断しようとすると、ひたすら海岸沿いを輪郭に沿って進まない限り、山を越えなければならない。
山越え自体は去年、御殿場まで走った時に経験している。が、それはシクロクロスを購入してから2回目の走りの時だ。トウクリップもおぼつかないような状態だったから、まさに無我夢中。さぞ無謀な走りをしていたに違いない。アップもダウンも全く意識しておらず、ペース配分なんて単語とは無縁だった。楽しかったという記憶以外、次の走りに役立つような情報は全く残っていない。
故に、今回がきちんと構えて挑戦する初山越え。ルート設定をする時に最初に決めたのが「どの山を越えるか」だった。最も初心者向きの、簡単そうなのはどこかと考え、全日程の中で本日の行程がまず最初に決まったのだった。

R236=天馬街道を東に進む。ゆったり上ってはゆったり下っての繰り返しで徐々に標高が上がってゆく。朝ふっていた雨もいつの間にか上がり、気持ち良い。路面は濡れているので、注意しながら進む。

とうとうこんなエリアまで来てしまった。北海道を感じる。

さて、本日のメインは道内最長を誇る野塚トンネル。全長4,232mなり。

…。もし、自分が、今回の旅で命を落とすとしたら、ここだな、とずっと思っていた場所。4キロのトンネル…。果たして自動車からのプレッシャーに耐え切れるのだろうか…。
幸いにも、立派なトンネルで、広く、明るく(とは言え、自転車だと暗くて見えないスポットが定期的に出て来る。1秒間暗闇を走る感じ。)、結果楽しくクリアした。

いつの間にか日高支庁から十勝支庁に入っていた。まず、においがそれを知らせてくれた。それまで牧場から馬のにおいが漂っていたのが、においの質が変わった。これは、牛だ。

酪農のメインが馬から牛に変化。

牛乳のむどーっ

山越えがあったので距離を短めに設定していたのだが、楽な道を選んだおかげで、またしても早すぎる到着。しばし大樹町を散策。
発見した歴舟川のサイクリングロードは短かった。1kmくらい?そもそもサイクリングロードじゃないのかな?

寒くなって来たので昼の焼き肉後、早めのチェックイン。快調、快調。

9/23
大樹町→釧路市 (128.7km)

この旅初めての100km越え。ずっと海岸沿いだし楽勝だろうと思っていたら、結構アップダウンがある上に、道が整備されていない箇所が多かった。

圧巻だったのは十勝川。広っって言うかでかっ。実際多摩川の河口とどれくらい違うか調べてみると、多摩川の流域面積1,240平方キロに対し、十勝川は9,010平方キロ。何だか、貫禄すら感じられる。全く水の流れが感じられず、広大な湖でも見ている感じだった。とてつもなく重たいものがそこに鎮座している感じ。

浦幌町ではまさかのダート。

数キロ続くダート。道路建設中とのこと。スピードダウンを余儀なくされる。最初はまだ良かったのだが、徐々に地面が柔らかくなり、重たい荷物を背負っている後輪側が制御不能になって来た。上り坂では危なすぎて、自転車を押す羽目になった。まあ、景色を楽しみながらのんびりと。

16時、釧路市着。釧路近辺の道路は立体的に作ってあり、とっても近未来的な感じがした。
距離的にも、本日はじめてまともに走った感じがした。まあ、今まで体力を温存していたから今日のルートがそれほど苦にならなかったのかもしれないが。
次回のツーリングではもう少しハードルを上げてみようと誓ったのだった。

9/24
釧路-厚岸往復 (99km)

予備日として計画を立てずにいた本日。候補はいくつかあった。

・釧路湿原を探検してみる
・実はテラめしの宝庫らしい釧路でひとりチャレンジをする
・レンタカーで阿寒湖あたりまで遠征してみる
 など。

起きてみたら、ツーリングを始めてからやっと「朝から快晴」と言う状態だったので、走ることにした。ちょうどいい距離にある厚岸まで牡蠣を食べに行くことに。
日記にも書いたが、蝶の大群に悩まされる。本当に口の中に入って来そうなのだ。多摩サイを走っている時には、蝶は未経験だが、よく何やら固い虫が口の中に入って来る。他は良いのだが、子供の頃、モンシロチョウを何故だか口の中に入れてしまい、ずっと残っていた鱗粉の感触が、今でもトラウマになっており、蝶だけは、あ、ゴキブリも嫌だが、口の中には侵入してほしくない。
でも、口の中にさえいなければ、蝶はかわいい。だから、道中に広がってひなたぼっこしている彼らをひき殺すのは良くない。

あなたは、右の写真に写っている蝶を見つけ出すことができるだろうか。
真ん中の花にとまって蜜を吸っているのだが、こんな角度でひなたぼっこされた日にはたまらない。ぐちゅっと音を立て(たような気がし)て、ひとつの命が葬り去られてしまう。そんな悲劇を避けるべく、路面を注意深く見ながら進む。でも、危ないんですよ、こんな走り方。近くにばっか集中しちゃって、危険予測が出来なくなってしまう。

何だかんだほどなく厚岸に到着。今回は道の駅で牡蠣をいただいた。

うまかったー。でも、きっと自走して来たから美味さが割り増しになってるんだろうなー。

道がよろしくなかったため、明るいうちに帰りたく、食事の後はさっさと帰路についた。
釧路2泊目の夜。ミストサウナで暖まり、明日の仕事に備える。そう、旅も終わり。本当に、実行して良かった。積極的に生きていなけりゃこんな感動を味わうことは出来ないわけですよ。間違いなく病みつきになると確信したのでした。

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